ヨコハマさんぽみち

「史跡のある学校2 日本ガス事業発祥の地」

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、外出自粛が求められていますが、健康のために近辺の散歩をしたいと思い、テーマを決めて歩いてみました。

今回のスタートは、京急日ノ出町駅から「日本ガス事業発祥の地」を目指し、JR桜木町駅まで行きます。

京急日ノ出町駅を出たらさっそく寄り道。右手の京急ストアの横を山側に入り、線路上の陸橋に続く階段を上がります。陸橋を渡り右へ数段上ると「天神坂碑」があります。

天神坂碑

おさんぽの醍醐味! 階段、71段まで上りました。

小学校で習った「吉田新田」。「天神坂碑」のある丘の斜面は、江戸時代に吉田勘兵衛によって開墾された「吉田新田」が造られた際の、土砂の採取場「天神山土取場」でした。丘に囲まれた横浜に平坦な土地が埋め立てられ造られたことはのちの発展の基礎となりました。

天神山土取場

大通りに戻って、道なりに野毛坂方面へだらだらの坂道(横浜駅根岸道路)を上がっていきます。

ヒメツルソバの花

ヒメツルソバの花

お花畑のように見えますが、石垣に群生するヒメツルソバの花。

野毛坂の交差点を過ぎたら右手側の坂道を上がっていきます。(また上り坂)

横浜市民ギャラリーの前を過ぎて行くと、伊勢山皇大神宮の大鳥居が現れます。

伊勢山皇大神宮

道なりに進んで(ちょっと下り)宮崎町公園(小さい公園)を左に曲がります。(また上り坂です)

石畳が特徴的な紅葉坂につきあたったら、少し上がって向かい側の大きな建物、神奈川県立青少年センター前にいくと、「神奈川奉行所跡」の碑があります。

紅葉坂

ランドマークタワーが正面に見えている紅葉坂。

「神奈川奉行所跡」の碑

「神奈川奉行所跡」の碑

金星太陽面経過観測記念碑 第一観測地点

近くには「金星太陽面経過観測記念碑 第一観測地点」もあります。

紅葉坂のてっぺんからみなとみらい21地区方面に坂を下ります。紅葉橋の手前に右へ下っていく音楽通りへ入ります。

音楽通り

音楽通り。先ほどの県立青少年センターの隣にある神奈川県音楽堂とそこに集う人々にちなんで「音楽通り」と呼ばれるようになったとか。

右手に横浜市立本町小学校があり、校門のところに今回の目的地、「日本ガス事業発祥の地」の碑と「ガス燈」があります。明治初期に高島嘉右衛門がガス事業計画を進め、関内にガス燈が灯されました。

「日本ガス事業発祥の地」の碑と「ガス燈」

以前は校門が奥にあり、ガス燈に近づくことができましたが、児童の安全のためなのでしょう、大きな校門が歩道との境界に設けられて、臨時休校のいまは校門越しに見ることになります。

音楽通りを通りぬけて左に曲がり、桜木町駅に向かいます。

横浜新市庁舎

この春移転する横浜市庁舎の完成が近づき、周囲の道路も絶賛工事中。

桜木町駅すぐそばに新築されたビル、シャル桜木町アネックス(2020年6月開業予定)を窓越しに覗くと、「エドモンド・モレル像」が! エドモンド・モレル氏は日本で初めての鉄道の開業に貢献したイギリス人の鉄道技術者。ここに移る前は桜木町駅構内でわれわれ利用客を長年見つめてきました。「110形蒸気機関車」も展示されているのが見えました。

エドモンド・モレル像

「開業当時の横浜駅長室跡」の石碑

「開業当時の横浜駅長室跡」の石碑、地下街に下りる階段入口の外壁にはめ込まれています。かなり控えめです。ノートくらいの大きさに感じました。

「鉄道創業の地」の碑

「鉄道創業の地」の碑

「鉄道創業の地」の碑

さいごに「鉄道創業の地」の碑、こちらは5.1メートルもある見上げる高さの記念碑です。よく見ると、レールや車輪の形がデザインに取り入れられています。

この地に旧横浜駅がおかれ、新橋に向かって鉄道が開業したのは明治5年(1872年)、いまから148年前。それほど大昔でもないような気もしますが、いまでは鉄道網も乗り物も飛躍的に発展しました。

人間の力ってすごい、素晴らしい、困難に屈することなど決してないのではないか、としみじみ思いました。

「鉄道創業の地」の碑

(橋本)