旧柳下邸の雛まつり

磯子区にある根岸なつかし公園旧柳下邸で開催中の「第九回 旧柳下邸の雛まつり」を見学してきました。大正時代から現代までのお雛さまや雛のつるし飾りを見ることができます。

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旧柳下邸は明治から大正にかけて金属の輸入業で財を成した柳下氏によって建設された洋館と和館が一体となった住宅です。横浜市が平成8年に敷地を取得、建物の寄付を受けて「根岸なつかし公園旧柳下邸」として一般に公開しています。

根岸なつかし公園旧柳下邸
根岸なつかし公園旧柳下邸。公園奥の高台に旧柳下邸があります。

 

ひなまつりイラスト

 

西館の居間3部屋でお雛さまを見ることができました。

昭和の段飾り
左から昭和初期、昭和43年、昭和49年の段飾り

 

 

昭和初期の段飾り
昭和初期の段飾り
段飾りは江戸を中心に一般的に飾られました。江戸時代初期は簡素なものだったのが江戸時代末期には7~8段の豪華なものも登場したそうです。

 

 

左:大正時代 右:昭和初期の段飾り
左が大正時代、右が昭和初期のもの

 

 

 

昭和10年の段飾りと初節句の着物
昭和10年。着物は所有者が初節句に着せてもらったものだそうです。

 

 

 

御殿飾り

御殿飾り(アップ)
御殿飾り(昭和27年)
江戸時代末期より西日本で広く愛された飾り。御殿は京都御所の紫宸殿(ししんでん)になぞらえたといわれています。

 

 

 

雛軸

雛軸(アップ)
雛軸は掛け軸にお雛さまが印刷されたものです。
値段がお手頃だったので庶民のあいだで流行したそうです。

 

 

 

紙雛
紙雛は江戸時代に倹約令が布かれたときに登場しました。

 

 

 

流し雛
流し雛

 

 

 

雛軸と天神雛

天神雛
天神雛(男子のお雛さま)
学問の神様、菅原道真公にちなんだもので静岡県の志田地方と富士川周辺に限られた風習だそうです。

 

 

お雛さまとお内裏さまの顔も着物も時代によって変化しています。
お雛さまとお内裏さま1

お雛さまとお内裏さま2

お雛さまとお内裏さま3

お雛さまとお内裏さま4

 

ひなまつりイラスト

 

公園内や柳下邸の中庭には季節の花木がたくさん植えられていて楽しむことができました。沈丁花がはやくも満開でいい匂いでした。

根岸なつかし公園 園内の様子

旧柳下邸と梅

旧柳下邸と沈丁花

 

この日は雨降りだったのですがたくさんの人がお雛さまを楽しみに柳下邸を訪れていました。柳下邸自体も大変見応えがある建物でしたので、また改めてご紹介したいと思います。

(小笠原)

第九回 旧柳下邸の雛まつり
日時:平成27年2月14日(土)~3月8日(日)※休園・休館 2月10日(火)・24日(火)
時間:9時30分~16時30分
所在地:〒235-0004 横浜市磯子区下町10 根岸なつかし公園 旧柳下邸
アクセス:JR京浜東北・根岸線「根岸駅」から徒歩8分
※駐車場はありません
旧柳下邸HP:http://members2.jcom.home.ne.jp/ne-yagishitatei/